deeplytruly diary

愛と音楽のある生活 ありのままの普段の暮らしを記録していくブログ

心打たれる音楽

動画サイトばかり使うきょうこの頃だが、車のなかではCDにお世話になっている。
今日も運転中に音楽を聴いていて、
音色を自由自在に変えられるチェリストに大変感心させられた。
甘く切ない音で歌ったかと思ったら、荒々しく感情剥き出しになってみたり、そうかと思ったら、可愛らしくなってみたり。
喜怒哀楽はもちろん、不安や後悔や、愛情や優しさ、なんでも表現できるなんて、本当に脱帽だ。

いわゆる上手な演奏家と言うのはたくさんいる。技術的に優れていて圧倒される音楽というのも、たくさん聴いてきた。
でも私が心を打たれて、時に心をわしづかみにされ、またある時には喜びで満たされ、あるいは呆然とただただひたるしかなくなる、そんな演奏をする演奏家は、そんなにはたくさんいないと思う。もちろんあくまでも私個人の感想だが。

表現力の幅が違うんだろうと思う。強弱や緩急だけでなく、色合いや質感を、自由自在に操ることができるのだろう。
私はそういう音楽が好き。聴いていて飽きないし、ひきこまれる。
ついでに言うと、あまり感情を出さない男性が、心の内を曝け出すような、隠しきれずに溢れ出てしまうような、そんな演奏も大好きだ。
このアルバムを聴いてからピアソラのオリジナルも聴いてみるとさらにおもしろい。