deeplytruly diary

愛と音楽のある生活 ありのままの普段の暮らしを記録していくブログ

音楽とのうれしい出会い、うれしい再会

2021年がもうすぐ終わろうとしているが、今年がアニバーサリーイヤーだった作曲家の一人にサン=サーンスがいる。没後100年ということで演奏される機会も多かったようで、私自身も今年サン=サーンスの曲をいくつか演奏会で聴く機会を得ることができた。

正直なところ、サン=サーンスの曲で知っているものと言ったら「動物の謝肉祭」の中の「白鳥」くらいなものだった。恥ずかしながら。なんといっても白鳥は有名な曲だから、もしかしたら私と同じような人もいるかもしれない。

カミーユ・サン=サーンスはフランスの作曲家、ピアニスト、オ ルガニストで、名前は広く知られているが、どのような人物かまではあまり知られていないかもしれない。私自身、今年サン=サーンスが没後100年で取り上げられなければ、知ろうともしかったかもしれないし。

彼はモーツァルトに並び称される神童で、10歳でバッハ、モーツァルトベートーヴェンの作品を弾きこなしていたというから驚きだ。教会のオルガニストを務めたり音楽学校で教職についたり、同時代のフランクやフォーレといった作曲家たちと国民音楽協会

を設立し、フランス音楽の振興に多大に貢献したという。

ところで、誰が作曲した何という曲か知らないけれど、あ、これ聴いたことある!という瞬間は、結構うれしいものだと思うのだが、そう思うのは私だけだうか。

今年このサン=サーンスにからんで、この喜びの瞬間があったので書き留めておきたい。

私はコンサートに行くときに「予習」をしていくことが多いのだが、交響曲第三番

ハ短調作品78「オルガン付き」を聴いたときにその瞬間が訪れた。

「これ、ベイブの曲!」

第二楽章の第二部でオルガンが華々しく登場する部分があるのだが、まさにその部分は私が大好きな映画「ベイブ」の中で使われている曲だった。気が付いてすぐに確認して、あぁやっぱり!の時のあのうれしさ。映画では歌詞がついてアレンジされているのだが、よくよくエンディングロールを見てみたら、オリジナルはサン=サーンスのオルガン付きとちゃんと書いてある。この年でも気づきや学ぶことはたくさんあるなと実感してしまう。そしてなんとなくうれしくてにやけてしまうのだ。

 

来年も音楽との素晴らしい出会い、素晴らしい再会がありますように。

 


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